「川越　すぺーすくじら」は30年近くかけて集めた世界の民族衣装の展示ギャラリーです。コレクションはほとんどが日本国内で蒐集したものですが、縁あって我が家にやってきたものは、貧困や紛争のために現地を離れ日本へ来たものが少なくありません。中には親から子へ子から孫へと受け継がれた貴重な伝統衣装が含まれていて、多くの方にご覧いただきたいと思っております。

 「川越唐人揃い」はそのような願いを叶えてくれる良い機会でしたので2007年の第3回から10年間で延べ500人を超える方々に衣装を提供してパレードに参加してまいりました。川越の蔵の街並みは「きもの」はもちろんのこと世界のどの地域の民族衣装も良く似会います。民族衣装を着て平和と友好をアピールできる幸せな一日です。今回の写真展の作品のほとんどは（株）アドフレックスの永島章弘さん、永島美和子さんが毎年撮影されたものから選びました。ご高覧いただければ幸いです。

2017年10月吉日　加藤夏子

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