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Traditional Textiles 7
Hinggi (men's blanket)
これは1940年前後に織られた東スンバ、レンデのヒンギです。非常に大きく,長さ約277cm,幅約144cmもあります。糸は非常になめらかな肌に優しい上質の木綿です。この紋様の構成はメインに大胆な「孔雀」が描かれています。当時のスンバに存在しない孔雀がデザインされ、中央部は一見,黒い無地ですが,裏側には繊細な浮織が施されています。このような布は特別で希少です。それもそのはず、レンデのラジャ(王)のものであったとの説明を受けました。両端の帯の部分(カバキル)の織り(糸はハンドスパン)も手が込んでいます。見えない裏側にこのような手の込んだ仕事をした衣装を身に着けた王は,なんて粋だったのでしょう。
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