モンパ族の衣装文化について講演会に行ってきました
- Natsuko Kato
- 2015年2月24日
- 読了時間: 1分
1月8日から3月28日まで岩立ミュージアムでは「インド北東部の特異な服装展」が開催されています。インド辺境地域に暮らすナガ族やモンパ族の衣装には以前から興味がありましたが、なかなか実物を目にする機会が限られていました。今日はこの地域に30年近くかかわって調査研究をされておられる脇田道子さんのお話を聞き、ご持参の実物を触ることができて、この地域の民族衣装がだいぶ具体的にわかるようになりました。特にシンカという絹の貫頭衣をブータン東部のブログパと呼ばれる遊牧民も着ているということ、加えてシンカの上に重ねる尻当て布の色や模様はそれぞれ異なり出身地域がわかるようです。アルナチャルプラデッシューに住むモンパ族のこのような衣装は都市化や近代化の流れの中で今では儀式のときだけにしか着られなくなってしまったそうです。モンパのヤクの毛で作られたフェルトの帽子はとても暖かそうで不思議な形をしていました。近いうちにチベット系遊牧民のモンパ衣装をコレクションできますようにと思っています。

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