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トン族の前掛けを手に入れました
- Natsuko Kato
- 2015年7月19日
- 読了時間: 1分
数年来欲しかったこの前掛けを誕生日に自分へのお祝いにしました。いまでも伝統染織を引き継いでいるトン族の村を訪ねるのは長年の夢です。以下はこの前掛けを中国で買付、紹介いただいたイオライフマーケットの丸山慶さんのお話です。
中国・湖南省西部の「通道トン族」の手による、縫取織及び刺繍装飾の前掛け布、20世紀半ば~後半のオールドの作品です。本品は通道トン族が祝祭時の盛装用として手掛けた大判の前掛け布で、手紡ぎ・手織りの木綿地を天然藍で黒に近い濃藍に染めた布地をベースに、シルク色糸を用いた緻密な縫取織及び刺繍により彩りが加えられ、得も言われぬ表情の豊かさと生命感が感じられます。 木綿と藍草の栽培から始まる”藍木綿”作り、トン族の藍木綿は漆塗りのごときいぶし銀の深みがあり、それを彩る絹の縫取織と刺繍は華やかさと瑞々しさに溢れ、作者の神経が隅々に及んだ丹念な手仕事の所産であり、トン族の美意識、宇宙観までもが伝わってくる刺繍衣装の逸品です。
http://wind.ap.teacup.com/applet/aeolife/201205/archive

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