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 新年好 中国刺繍衣装展 

2月のすぺーすくじらは陰暦で正月を迎える中国の伝統刺繍衣装を飾って春節を祝います。とりわけ貴州省の少数民族刺繍は織文様と見まごうほどに精緻で規則的な刺繍から、下書きもせずに自由に刺繍されたものまで一刺しひとさしに祈りを込め、魔が入り込む隙間なく埋め尽くされ息をのむほどに見事です。本年は世界各地の刺繍衣装コレクションをご覧いただきたいと思います、お楽しみいただければ幸いです。 2016年2月5日~2月29日ネットギャラリーにて公開いたします。

GALLERY 

 

 

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 刺繍は針と糸を用いて、生地(布、皮革、樹皮など)の上に装飾的な模様加工をすることをいう。これが針と糸で生地を縫い合わせ、縫い繫げ、または重ね綴じるという裁縫の技術から発したものであることは、両者の間に、例えば生地を補強したり補修したりするために刺したり異なった生地をはぎ合わせて変化のある生地を作ったりするような共通した技術の見られることによっても知られるであろう。したがって、その起源は非常に古く、現存する資料のなかには紀元前四・五世紀ぐらいのものも残されているが、実際にはもっともっと古くからあったものと思われる。

 模様加工としての刺繍は、これを他の模様染め、模様織りなどとくらべてみると、要するに針一本、糸ひとすじの手仕事であり、色や形の表現にも何等の制約がない。故にその技術には、きわめて素朴な自家製品から、専門技術者による精巧な作品まで、非常に広い幅を持って居り、また地方的、時代的にもそれぞれの特長がその手仕事の中に現れている。おそらく、染織工芸の中でも、最も古く、長い歴史を通じて今日まで生き続け、今後も絶えることなく持ち続けられていくものであろう。 山辺知行著「刺繍」より

 

中国貴州省の刺繍技法

平繍(ピンショウ)貴州省黄平の上着背中部分

十字繍 貴州省貞豊の背帯蓋の部分

双針繍 貴州省台江上着袖部分

 釘錫繍 貴州省剣河の前掛けの部分

 堆繍(ドィシュウ)貴州省台江の上着襟部分

馬尾繍(マーウェイシュウ)貴州省織金の背帯の部分

 皺繍(ジョウシュウ)貴州省台江袖部分

鎖繍 貴州省従江の上着背中部分

世界の民族衣装ギャラリー

 

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