top of page

申年新春 吉祥文衣装展

2016年新春のすぺーすくじらは琉球・京紅型とアイヌ刺繍の吉祥文衣装を飾って年の初めを祝っております。蒐集品は限られますが、昨年はアイヌ刺繍を習いはじめて刺繍糸で描く模様の美しさに魅了されています。いつかアイヌ伝統衣装のカパラミプを拵えられるようにと願っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 2016年1月1日~1月31日ネットギャラリーにて公開いたします。

Anchor 3

 紅型は沖縄を代表する伝統染織である。それは沖縄の地で、その風土のなかに生まれ、育ち、そして人々の生活の中に生きてきた長い歴史と、他の同系統の染色ー例えば本土の友禅染・小紋・中形・型絵染・中国の印花布・インドやジャワの更紗といったものには求めることのできない独特の「型」を持っている。

 伝統というものは、元来こうした型が守られ、そしてそれが次々と受け継がれて、時の経過の中を生きていく姿であろう。

 現在紅型と言い習わしているものには大きく分けて二つある。その一つは板張りした生地へ模様を彫り透かし た型紙を用いて糊を置いて防染し、顔料や染料を刷毛で塗り染していくもの。もう一つは伸子を掛けた生地へ口金のついた袋から糊を絞り出しながら模様を手描きし、これに彩色を加えた後、その部分を厚く糊で潰して地染ー多く藍の浴染ーをするものである。前者は小紋や中形に似た手法であり、後者は手描きの友禅染に近いものということができるであろう。

 大戦でほとんど消失したため、本土に出て行った旧王家の尚家に伝わった数十点が現存するもっとも古いものである。しかし年代的に見れば尚敬王(第二尚氏十三代1700~1751)あたり、日本でいえば江戸中期、享保前後のものを最古とするようである。そしてこれらの衣装を見ると、少なくてもこのころまでには、沖縄の紅型は既に今日のものとほぼ同じ形のものに完成されていたということが知られるであろう。 山辺知行著「紅型」より

 

紅型の吉祥文

 琉球紅型 袷長着

 栗山吉三郎 京紅型振袖

  さが美 紅型訪問着

 京紅型 振袖

世界の民族衣装ギャラリー

 

 「すぺーすくじら」への

 お問い合わせ、ご連絡は

 こちらから

    Contact    

詳細が無事送信されました!

 

bottom of page