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今月のすぺーすくじらは植物文様のきものをコレクションのなかから選び展示しております。古来より人々は四季折々に咲く植物を眺め、活け、歌い楽しんでまいりました。さらには、植物が描かれたきものを身にまとうことで季節の移りかわりをより身近に感じてきました。花の命を慈しみ様々な染織技法で表現された小袖、振袖、帯などお楽しみいただければ幸いです。

 

 

2016年4月25日~5月20日ネットギャリーにて公開いたします。

花暦きもの展  

GALLERY 

 

 

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   春といえば花。花といえば、やっぱり桜である。なぜかは知らぬが、平安の昔から日本人の心は、そういうことになっている。そして日本人の心には「待花」という桜があるそうな。

「朝夕に花待つころは思ひ寝の夢のうちにぞ咲はじめける」その「待花」を着るのが、きものである。

 まず、そう教わった。教えてくださったのは着物の達人古谷青游さん。その達人いわく、桜のきものは「花が咲き誇っているときに着るものではないんです、咲く前にね」おしゃれをおしゃれたらしめる、何よりのポイントはそこらしい。しかも「二月までは梅。桜は三月から」そう考えると、桜の着物の出番は非常に限られてくる。何たる贅沢。まさしく桜の花そのままの、はかなさではないか。(中略)

 「桜の着物」で思い出すのは、なんといっても宇野千代さんである。桜が好きで好きで、季節構わず桜のきものをお召しだった。だがそれは、「きもの好き」「桜好き」として天下に聞こえていた、宇野さんだからこそ、人の目に「おしゃれ」と映ったのだろう。檀ふみ「檀流きものみち」より

きものに描かれた四季の草花

 絞り大振袖 白綸子地に染と刺繍で四季の花と源氏車 

    木綿地藍染小袖 桔梗など秋草花の友禅染

     墨地絽の紋付留袖 夏草模様 友禅染と刺繍 

白地袷きもの 紅葉模様 紬絣織

 桃地袋帯 織で大胆な牡丹模様

塩瀬名古屋帯 刺繍とレースで薔薇模様

 青地絽の振袖 夏の花模様 友禅染

 桃色地道行 薔薇模様 銘仙捺染織

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詳細が無事送信されました!

世界の民族衣装ギャラリー

 

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