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 「今月のすぺーすくじら」は4月の「スンバ島の染織模様」展に引き続きインドネシアのコレクションから縞模様の布を選んで展示しました。島々の美しい縞が育む伝統衣装にはそれぞれに見どころがあります。お楽しみいただければ幸いです。2020年6月1日よりネットギャラリーにて公開いたします

インドネシアの縞模様

GALLERY 

 

 

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    インドネシアの染織品に魅せられて長い時が過ぎました。この間飽きることなく島々の布の追っかけを続けられた理由の一つは島々でつくられた布や衣装がバラエティーに富み出会うものがいつも新鮮な驚きにみちていたということがあります。イカットのサロン(チューブドレス)を初めて着てみようとした時に上下、前後、裏表の見分けがつかず・・・頭の中は???マークがいっぱい。とりあえず筒の中に我が身をいれ後は自由に気持ちよく巻かれていればいいのだと納得,次に驚いたことは経縞・経絣の布を半分に切り離してつなぎ合わせて筒型にとじていることでした。つまりタテ縞の布をヨコ縞に仕立てているのです。洋装では布の伸びがある横地を腰回りくるようにしますし、和装では身体の線が強調されるヨコ縞のキモノは嫌われます。そんな常識が覆されたサロンを身に纏った島々の女性たちの写真から受ける印象は着心地よさそうに景色に溶け込み誇らしげでした。着ているサロンを見れば出身部族がわかるといわれるほどの差異を知りたくて一枚、また一枚と手に入れてきました。古くから伝わる部族の絣や織模様、貝、貨幣、ビーズで装飾されたサロンはどれも表情豊かでしたが今回の企画で感じることは美しい布には美しい縞が土台を担っているということでした。リズミカルでゆがみのない美しい縞模様を織りあげた島々の女性たちに敬服しています。縞は単純な模様、けれども組み合わせは無限でとてもひろがりのある模様、縞の魅力に強く引き込まれる日々でした。

​インドネシア 部族の縞

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 西スンバ島コディ男性用長い腰衣の経縞織物

 スラウェシ島トラジャ儀式用装飾布、長い経縞織物

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 ロンボク島男性用肩掛、経縞織物・古銭装飾

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 アドナラ島女性用サロン、輸入絹色糸の経縞織物

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フローレス島イリマンディリ女性用サロン、経絣・経縞織物 貝装飾

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 キサール島男性用肩掛 経絣・経縞織物

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 スマトラ島パセマの肩掛、緯縞織物

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スマトラ島コムリン女性用肩掛、緯絣・緯縞絹織物

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アロール島の女性用サロン、経絣・経縞織物

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 スマトラ島バタック族王妃肩掛経縞織物

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スマトラ島パレンバン女性用サロン(タピス) 経縞織物にミラー刺繍

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 スマトラ島アチェ男性頭巾 緯縞、銀糸緯紋様

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