今月のすぺーすくじら

 「川越唐人揃い」は、江戸時代の朝鮮通信使の仮装行列を400年の時を経て、市民の実行委員会が2005年に復活させたものです。江戸時代には１２回の朝鮮通信使がやってきましたが、「川越唐人揃い」は今年で１3回目となりました。昨年の正使役呂運俊さんは江戸時代の第一回朝鮮通信使（1607）正使の呂祐吉の子孫です。呂運俊さんは2015年の日韓友情友情ウォークソウルから東京までの道のりを完歩されました。その時に私も釜山でご一緒に朝鮮通信使の道をたどり「友好と平和」の思いを強くいたしました。

  すぺーすくじらが世界の民族衣装を提供して「川越唐人揃い」に参加したのは2007年の第3回目からでした。普段は博物館やギャラリーに飾られているような民族衣装が川越の街並みで実際に着用されている姿は美しく輝いて感動的でした。これまでに提供した衣装の中には戦禍や災害を免れた民族の伝統衣装も含まれていて、沿道の多くの皆さんにご覧いただくことができたことを嬉しく思っています。昨年の「民族衣装」参加者は２歳から８９歳までの４８人、うち子供は9人、川越市内の方が半数を超え、あとは県内、東京、遠く金沢市からも参加者を得て１０回目の広がりを感じることができました。また2015年には子供通信使の衣装を仕立て提供することができたことは大変な喜びでした。