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今月のすぺーすくじら
4月のすぺーすくじらはヴェールと被衣(かつぎ)をアジア各地に訪ねて展示しております。何枚もの織布をはぎ合わせた大きなヴェールのマンガリ族衣装や断ち切りのままの裾が子宝に恵まれますようにとの祈りを表すエルサリ族の白い被衣をコレクションに迎えることが叶い今回の披露となりました。お楽しみいただければ幸いです。
2017年4月25日~5月15日ネットギャラリーにて公開いたします。
ヴェールと被衣展
GALLERY

イエメンのヴェールと衣装

シリア、ハマの絞り衣装ヴェール

新潟越後の夏用かつぎ

イエメンのヴェールと衣装
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日本では「かずき」*と呼ばれる着物があったことをご存知の方は少ないと思います。インドやイスラムの社会では、頭から肩にかけて大判の布をヴェールにして被るのですが、被衣は袖のついた着物を頭にかぶって姿を覆う外出着です。私自身も、そういう姿を平安か鎌倉あたりの絵の中であったか時代劇の映画で見たような微かな記憶があった程度でしたが、何年か前に、日本民芸館で「庄内の被衣」展で素晴らしい藍染の麻地に家紋や大菊を染め込んだ被衣を何枚も見せられて、とても驚いたことがありました。なぜなら、この「そでのついた着物を頭から被って装う姿はいかにも大事に守られています・・・」というような印象を与えるのですが、この被衣は隣の国である韓国に、ウズベキスタン、トルクメニスタン、トルコ、シリア、パレスチナにまで同じ習慣があったからです。
ファーイーストと呼ばれる東端の島国日本から、西端のオリエントにまたがる大陸のそれぞれの国々が、違った衣装形態をもちながら、外出着には被衣を被るという発想は同じというところに興味がそそられます。 佐々木紀子さん談
*被衣は「かつぎ」あるいは「かずき」と呼ばれています
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ヴェールと被衣(かつぎ)


トルクメニスタン テケ族の被衣チルプイ
パキタン マンガリ族のヴェール

トルクメニスタン エルサリ族の被衣


ウズベキスタンの被衣 パランジャ

アフガニスタンの半円形ヴェール

カラカルパクスタンのヴェール キメシェク
アフガニスタンのヴェール ブルカ

日本の夏用 かつぎ
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